河原人参(読み)カワラニンジン

デジタル大辞泉 「河原人参」の意味・読み・例文・類語

かわら‐にんじん〔かはら‐〕【河原人参】

キク科多年草砂地荒れ地にみられ、葉はニンジンの葉に似る。地上部を漢方青蒿せいこうといい、熱病皮膚病に用いる。中国から薬用に輸入したものが帰化したという。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「河原人参」の意味・読み・例文・類語

かわら‐にんじんかはら‥【河原人参】

  1. 〘 名詞 〙 キク科の多年草。本州中部以南および朝鮮、中国の川岸海辺の砂地、荒地に生えるが、日本のものは中国から薬用植物として渡来したものに始まると考えられる。高さ一~一・五メートル。根生葉はニンジンの葉に似て羽状に深裂し、長さ一〇~一五センチメートル。茎葉はやや小形で互生。夏、枝の一方に径約六ミリメートルの黄緑色の頭状花がつく。〔薬品手引草(1778)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

動植物名よみかた辞典 普及版 「河原人参」の解説

河原人参 (カワラニンジン)

学名Artemisia apiacea
植物。キク科の越年草,薬用植物

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android