河東派(読み)カトウハ

デジタル大辞泉 「河東派」の意味・読み・例文・類語

かとう‐は【河東派】

中国、明代初期、薛瑄せつせんを祖とする哲学一派陽明学に反対し、朱子学を祖述して居敬きょけい窮理きゅうりなどを説いた。

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精選版 日本国語大辞典 「河東派」の意味・読み・例文・類語

かとう‐は【河東派】

  1. 〘 名詞 〙 中国、明代の朱子学の一派。薛瑄(せつせん)指導者とし、躬行復性(口で言う通りみずから行ない、学問の力で物欲を離れて人間性原点にたちかえること)を重んじて、姚江派(ようこうは)と呼ばれた王陽明一派と対抗した。

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