河瀬直美(読み)カワセナオミ

デジタル大辞泉 「河瀬直美」の意味・読み・例文・類語

かわせ‐なおみ〔かはせなほミ〕【河瀬直美】

[1969~ ]映画監督奈良の生まれ。ドキュメンタリー映画で評価されたのち、劇場映画第一作「もえ朱雀すざく」でカンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞。平成19年(2007)にはグループホーム舞台老人介護福祉士交流を描いた「もがりの森」で同映画祭審査員特別グランプリを受賞した。他に「火垂」「沙羅双樹しゃらそうじゅ」「垂乳女たらちめ」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河瀬直美」の解説

河瀬直美 かわせ-なおみ

1969- 平成時代の映像作家,映画監督。
昭和44年5月30日生まれ。自主映画「につつまれて」「かたつもり」で注目され,平成8年「萌の朱雀」で劇場映画監督デビューし,同作品で9年カンヌ国際映画祭カメラドール(新人監督賞)を受賞。19年「殯(もがり)の森」でカンヌ国際映画祭グランプリを受賞。PV(プロモーションビデオ),CMでも活躍し,CM「介護保障」ではACC賞を受賞。21年カンヌ国際映画祭でフランス映画監督協会の功労賞「黄金の馬車賞」を受賞。27年フランス芸術文化勲章シュバリエを受章。奈良県出身。大阪写真専門学校(現・ビジュアルアーツ専門学校)卒。作品はほかに「火垂(ほたる)」「沙羅双樹」など。

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