旺文社世界史事典 三訂版 「河西回廊」の解説
河西回廊
かせいかいろう
点在するオアシスをつないで,中国と中央アジアを結ぶ回廊地帯と呼ばれた,東西交通の要衝。匈奴の支配下にあったが,張騫 (ちようけん) の西方探索によって前漢武帝が河西4郡を設置,漢人がこの地域へ進出するようになった。唐代には河西節度使が置かれたが,安史の乱後は吐蕃の勢力下にはいり,11世紀には西夏の支配下にはいった。
出典 旺文社世界史事典 三訂版旺文社世界史事典 三訂版について 情報