河野広道(読み)こうの ひろみち

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「河野広道」の解説

河野広道 こうの-ひろみち

1905-1963 昭和時代の昆虫学者,考古学者。
明治38年1月17日生まれ。母校北海道帝大の講師,北海道新聞北方文化研究室長,北海道教育大教授を歴任。昆虫分類学のほか,北海道史研究の草分けだった父常吉の影響をうけ,アイヌや考古学の研究で業績をのこした。昭和38年7月12日死去。58歳。北海道出身。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の河野広道の言及

【白滝遺跡】より

…付近に黒曜石の原産地がある。1927年に遠間栄治により発見され,遺物は38年に河野広道らによって紹介されたが,旧石器時代のものと確認されたのは55年以降の吉崎昌一の調査による。発掘調査は55‐60年に行われ,遺物の種類と出土状態からIとIIの文化層に分けられた。…

※「河野広道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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