油墨(読み)アブラズミ

デジタル大辞泉 「油墨」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ずみ【油墨】

固油かたあぶら油煙の粉を混ぜ、練って作った墨。役者が、まゆ毛やひげをかくのに用いる。くろあぶら。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「油墨」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ずみ【油墨】

〘名〙 堅油に油煙の粉を混ぜ、練って作った墨。顔料一つで、歌舞伎役者や奴(やっこ)などが眉(まゆ)や作りひげなどをかくのに用いる。黒油
※俳諧・桜川(1674)春一水掛や聟まつ暮のあぶら墨〈富長〉」

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