油店(読み)アブラミセ

デジタル大辞泉 「油店」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐みせ【油店】

江戸時代髪油化粧品を売る店。役者内職に開くことが多かった。

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精選版 日本国語大辞典 「油店」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐みせ【油店】

  1. 〘 名詞 〙 近世、主として結髪用の油、ことに伽羅(きゃら)油を売った店。多く白粉、洗い粉など婦人用の化粧品を兼ねて売る。江戸で役者が内職として開いたこともあった。
    1. [初出の実例]「伽羅(きゃら)の油見世を出してにつごらしきくらし」(出典浮世草子・風流曲三味線(1706)六)

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