油杉(読み)アブラスギ

デジタル大辞泉 「油杉」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐すぎ【油杉】

マツ科の常緑高木。日の当たる山地に生え、樹皮灰褐色で縦に裂け目がある。葉は細く扁平で、左右に斜めにつく。材は油を多く含む。台湾および中国南部に産する。ゆさん。

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精選版 日本国語大辞典 「油杉」の意味・読み・例文・類語

ゆ‐さん【油杉】

  1. 〘 名詞 〙 マツ科の常緑高木。中国中・西・南部、台湾の山地に生え、観賞用に栽植される。高さ二〇メートル、径一メートルに達するものもある。樹幹はやや曲がり、枝はやや水平に広がる。樹皮は暗褐色。葉は広線形で長さ三センチメートルほど。球果は長さ約九センチメートルの円柱形で枝先に直立する。材は堅く建築材とする。たいわんもみ。しまもみ。あぶらもみ。あぶらすぎ。かたもみ。

あぶら‐すぎ【油杉】

  1. 〘 名詞 〙 マツ科の常緑針葉高木。台湾、中国中西部およびインドシナ半島の日当たりのよい山地に生える。日本でも暖地で公園などに植えられる。樹皮は暗灰褐色で縦に割れ目がある。材は建築、土木、また棺などに用いられる。漢名、油杉。鉄杉。ゆさん。しまもみ。かたもみ。たいわんもみ。あかすぎ。

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動植物名よみかた辞典 普及版 「油杉」の解説

油杉 (ユサン・アブラスギ)

学名Keteleeria davidiana
植物。マツ科の常緑針葉高木

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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