油染(読み)あぶらじみる

精選版 日本国語大辞典 「油染」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐じ・みる【油染】

〘自マ上一〙 あぶらじ・む 〘自マ上二〙 油類、また、からだの汗や脂肪がしみついてよごれる。
慶長見聞集(1614)二「身に着たる木綿布子は油じみて肩さへもわかず」
酒虫(1916)〈芥川龍之介〉四「色光沢(いろつや)の悪い皮膚が脂じみたまま、険しい顔の骨を包んで」

あぶら‐じみ【油染】

〘名〙 あぶらじみること。また、油一般や身体の汗、脂肪がしみついてできたよごれ。
日葡辞書(1603‐04)「Aburajimiga(アブラジミガ) スル。Aburajimiuo(アブラジミヲ) ヲトス」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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