油舐(読み)あぶらねぶり

精選版 日本国語大辞典 「油舐」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ねぶり【油舐】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 油をなめるものの意 ) 化け猫
    1. [初出の実例]「油ねぶりというて、尾が二つにわかれてある」(出典:松翁道話(1814‐46)二)
  3. 主人の目を盗んで自分職務を怠ること。
    1. [初出の実例]「今日、留守番の中間小者、百物語も親方の油ねぶりと知られける」(出典:浄瑠璃・本朝二十四孝(1766)四)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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