油菊(読み)アブラギク

デジタル大辞泉 「油菊」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ぎく【油菊】

キク科多年草。関西以西の山地自生。茎は紫黒色を帯び、葉は五つに裂けている。秋、黄色い頭状花が咲き、花を油に漬けて薬用にする。はまかんぎく。しまかんぎく。いわやぎく。

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精選版 日本国語大辞典 「油菊」の意味・読み・例文・類語

あぶら‐ぎく【油菊】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キク科の多年草。近畿地方以西の日当たりのよい山地などに生える。栽培菊の祖先の一つと見られ、秋、直径二センチメートルほどの黄色い頭状花が咲く。花を薬用とする。しまかんぎく。はまかんぎく。たいわんかんぎく。《 季語・秋 》〔日本植物名彙(1884)〕
  3. あわこがねぎく(泡黄金菊)」の別名。〔大和本草批正(1810頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「油菊」の解説

油菊 (アブラギク)

学名Chrysanthemum indicum var.indicum
植物。キク科の多年草,薬用植物

油菊 (アブラギク)

植物。キク科の多年草,薬用植物。アワコガネギク別称

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