沼沢派(読み)しょうたくは

世界大百科事典(旧版)内の沼沢派の言及

【山岳派】より

…しかし,93年以降には,ジャコバン・クラブはもっぱら山岳派を支持してその社会的基盤になったから,両者は表裏一体の関係にあったといえる。 山岳派は1792年の秋から右翼のジロンド派と激しく対立し,両派の中間には平原派または沼沢派と呼ばれる浮動的グループがあった。山岳派とジロンド派は,出身階層の点では大きな差異はなく,社会的な立場の点でも,ジロンド派がとくに貿易業者や大商人と強く結びついていたのに対して,山岳派はそれよりやや下の中産層と結びついていたという程度の差しかなく,両派はいずれも基本的にはブルジョアジーの利害を代表していた。…

※「沼沢派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android