沿岸帯(読み)えんがんたい

精選版 日本国語大辞典 「沿岸帯」の意味・読み・例文・類語

えんがん‐たい【沿岸帯】

〘名〙
湖沼の岸から光合成植物の生育限界(水深約二〇メートル)までの地域。光合成の補償点溶存酸素、生育に必要な有機物の量により制限され、また、水の動きや昼夜、季節の変化が湖沼中最も激しいので、独特の沿岸帯群集を形成する。顕花植物の生存限界(水深約一〇メートル)までとすることもある。
② 海では、潮間帯および干潮時の汀線(ていせん)から水深五〇メートルぐらいまでの地域。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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