泊川町(読み)とまりかわまち

日本歴史地名大系 「泊川町」の解説

泊川町
とまりかわまち

[現在地名]松前郡松前町字月島つきしま

近世から明治三三年(一九〇〇)まで存続した町。近世は松前城下の一町。枝ヶ崎えだがさき町の東隣で、海岸に沿って伝治沢でんじさわ(大泊川)に至る細長い町域。シャクシャインの戦に関連して「津軽一統志」に「泊り川」と町名がみえる。大松前おおまつまえ澗・小松前こまつまえ澗ほど広くはないが、泊川の澗などを控え城下では重要な地区の一つであった。元禄七年(一六九四)泊川など四澗に初めて船繋りの棒杭が立てられた(「福山海口廨年表略稿」道立文書館蔵旧記)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android