法定更新(読み)ホウテイコウシン

デジタル大辞泉 「法定更新」の意味・読み・例文・類語

ほうてい‐こうしん〔ハフテイカウシン〕【法定更新】

借地借家契約について、賃貸物件を貸し主が自己使用するなどの正当な事由がない限り、貸し主は契約の更新を拒絶できず、自動的に契約が更新されるとする、借地借家法規定。→定期借家権定期借地権

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の法定更新の言及

【借地】より

…このうち定期借地権は,契約期間(50年以上に限る)が満了したときに,更新や延長がなく,建物買取請求権を認めず,必ず所有者に土地が返還されるものである。
[更新]
 期間が満了した場合の更新について借地法は,(1)合意による更新のほか,(2)請求による更新,および(3)法定更新をおいた。(2)は,借地権消滅の場合に借地権者が契約の更新を請求したときは,建物がある場合に限り,前の契約と同一条件でさらに借地権を設定したものとみなされるというものである。…

※「法定更新」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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