法条競合(読み)ホウジョウキョウゴウ

デジタル大辞泉 「法条競合」の意味・読み・例文・類語

ほうじょう‐きょうごう〔ハフデウキヤウガフ〕【法条競合】

一つの犯罪行為が外観上数個の刑罰法規に当てはまるが、実質的にはその一つだけが適用されること。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「法条競合」の意味・読み・例文・類語

ほうじょう‐きょうごう ハフデウキャウガフ【法条競合】

〘名〙 一つの行為が二つ以上の刑罰法規に触れる場合でも、それらの刑罰法規相互間の関係上、そのうちの一つだけが適用されて他は排斥される場合をいう。たとえば、火をつけて他人建造物を焼いた者は、放火罪と建造物損壊罪の両方にあたるようにみえるが、実際は吸収されて放火罪だけが適用される。

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