法説(読み)ほうせつ

精選版 日本国語大辞典 「法説」の意味・読み・例文・類語

ほう‐せつホフ‥【法説】

  1. 〘 名詞 〙 仏語
  2. 究極真理をそのまま説き示すこと。法華経迹門で、上根声聞一乗の教えに入らせるために説いたもの。
    1. [初出の実例]「上中即有法説比喩。今結中亦有法説比喩」(出典:勝鬘経義疏(611)一乗章)
  3. 一般的に理法を説くこと。また、その説。
    1. [初出の実例]「第一挙法説偏就不得辺釈」(出典:維摩経義疏(613)仏道品第八)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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