山川 日本史小辞典 改訂新版 「法隆寺再建・非再建論争」の解説
法隆寺再建・非再建論争
ほうりゅうじさいこん・ひさいこんろんそう
「日本書紀」の670年(天智9)の法隆寺罹災記事をめぐり,現在の西院伽藍をその後の再建とする説と7世紀初めの創建時の建築とする説にわかれ,1905年(明治38)以降,多分野の学者間で行われた論争。34年(昭和9)の若草伽藍跡発掘で再建と判明し決着をみたが,再建年代には現在も諸説がある。
出典 山川出版社「山川 日本史小辞典 改訂新版」山川 日本史小辞典 改訂新版について 情報