波に乗る(読み)なみにのる

精選版 日本国語大辞典 「波に乗る」の意味・読み・例文・類語

なみ【波】 に 乗(の)

① 波の流れに乗る。
洒落本・無駄酸辛甘(1785)「あげ汐の時なんざあ内川と違って、知盛の出そふな、浪に乗るから」
② 時の流れにうまくあう。時代風潮時勢にあって栄える。
※うたよみ(1947)〈井上友一郎〉「所謂歌道隆盛の波に乗ってか」
調子に乗る。勢いに乗る。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「波に乗る」の意味・読み・例文・類語

なみ・る

時勢に合って栄える。時流に乗る。また、調子に乗る。「好況の―・る」
[類語]はかどる進む運ぶはかが行く進捗しんちょくする進行する進展する軌道に乗る流れに棹差すエンジンが掛かる

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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