波戸丁(読み)はとちよう

日本歴史地名大系 「波戸丁」の解説

波戸丁
はとちよう

[現在地名]大村市西本町にしほんまち 上波戸かみはと下波戸しもはと

本町の西に位置する。波止場に関連する町名で、大村湊の中心であった。「大村郷村記」によれば本町筋のうちで、町並は「本町ノ方□留境石際」から海手の村宿地の西外れまでの長さ一町五四間二尺余、幅は入口三間一尺余で留り二間一尺余、文久二年(一八六二)竈数波戸浜はとはま丁を合せて六六軒で、「本町制札前より大波戸に下る通り也」と記される。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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