波紋・波文(読み)はもん

精選版 日本国語大辞典 「波紋・波文」の意味・読み・例文・類語

は‐もん【波紋・波文】

〘名〙
① 池などの水に石などを投げた時にできる、水面を輪になって広がっていく波の模様
経国集(827)一三・冬日友人田家破酒〈伊永氏〉「氷結波文断、霜飛葉惟空」 〔白居易‐府西池詩〕
② つぎつぎと関連して他に働きかけ及ぼしていく変化反応影響
※思ひ出す事など(1910‐11)〈夏目漱石〉四「余の頭を掠めて去る心の波紋(ハモン)は、随って起るかと思へば随って消えて仕舞った」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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