泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生(読み)ナイテクラスモイッショウワラッテクラスモイッショウ

デジタル大辞泉 の解説

いてらすも一生いっしょうわらってらすも一生いっしょう

悲しんで暮らしても、愉快に暮らしても、一生は一生だから、愉快に暮らさなければつまらない。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

ことわざを知る辞典 の解説

泣いて暮らすも一生笑って暮らすも一生

泣いて暮らすのも笑って暮らすのも同じ一生なら、くよくよせずに楽しく笑って暮らすほうがよい。

[使用例] 泣いて暮らすも、笑うて暮らすも、人の一生やがな[川端康成*虹いくたび|1951]

[解説] 泣いて暮らす一生がよいか笑って暮らす一生がよいか、結論は明示していませんが、答えはおのずから明らかでしょう。ドイツ語類似表現があり、ドイツ語起源とする説もありますが、ドイツでは日本語または中国語から入ったものとされています。松下村塾に学んだ天野御民のことわざ集「国民品位」に収録されているところから、幕末頃には西日本で使われていた表現と思われます。

英語〕Laugh and the world laughs with you; weep and you weep alone.(笑えば世間もいっしょに笑い、泣けば一人で泣く)

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