泣き(読み)ナキ

デジタル大辞泉 「泣き」の意味・読み・例文・類語

なき【泣き】

泣くこと。また、泣きたいほどつらいこと。「泣きの涙」「うれし泣き」「うそ泣き」「すすり泣き

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣き」の意味・読み・例文・類語

なき【泣・鳴・啼】

  1. 〘 名詞 〙 ( 動詞「なく(泣)」の連用形名詞化 )
  2. なくこと。また、その声。
    1. [初出の実例]「嶺猿の夕の鳴は行人の心を痛しむ」(出典:海道記(1223頃)竹の下より逆川)
  3. ( 形動 ) なくようなこと。なくほどつらいこと。また、そのさま。
    1. [初出の実例]「ひょんなものを背負(しょ)ひ込んだぜ。始終は泣(ナ)きの種だ」(出典:滑稽本・四十八癖(1812‐18)初)
  4. わびをいい許しを乞うこと。また、相場で、相手方譲歩を懇願すること。
    1. [初出の実例]「両人とも余程の損毛となるゆえ示談(相場連中では此の事をナキと云ふよし)を入れ」(出典:郵便報知新聞‐明治一〇年(1877)一月三一日)

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