泣手(読み)なきて

精選版 日本国語大辞典 「泣手」の意味・読み・例文・類語

なき‐て【泣手】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 葬儀などで儀礼的に泣く役目の人。
    1. [初出の実例]「挙哀の哀々々と云が感人ものぢゃげなぞ。此なきてが大事なぞ」(出典:百丈清規抄(1462)二)
  3. 閨中で性の喜びに泣く好色女性
    1. [初出の実例]「なき手〈略〉床入の芸あげてかぞへがたし」(出典:浮世草子・好色訓蒙図彙(1686)中)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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