泣明・鳴明(読み)なきあかす

精選版 日本国語大辞典 「泣明・鳴明」の意味・読み・例文・類語

なき‐あか・す【泣明・鳴明】

〘他サ五(四)〙
① (泣明) 一晩泣き続けて夜をあかす。夜明けまで泣き通す。また、明け暮れ泣き続けている。いつも泣き暮らしている。
大和(947‐957頃)一六八「走りやいでなましと千度思ひけれど、おもひかへしおもひかへし居て夜一夜なきあかしけり」
② (鳴明) 鳥・虫などが、一晩鳴き続けて夜をあかす。
伊勢集(11C後)「あさなあさなそでをやしぼるきりぎりすよるはすがらになきあかしつつ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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