泣涕(読み)キュウテイ

デジタル大辞泉 「泣涕」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐てい〔キフ‐〕【泣×涕】

[名](スル)涙を流して泣くこと。涕泣ていきゅう
「卿速かに去るべし、復た―するなかれ」〈織田訳・花柳春話

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「泣涕」の意味・読み・例文・類語

きゅう‐ていキフ‥【泣涕】

  1. 〘 名詞 〙 涙を流して泣くこと。涕泣
    1. [初出の実例]「中宮極重煩給、於三条殿已以薨給、参人泣涕難止」(出典:後二条師通記‐応徳元年(1084)九月二二日)
    2. [その他の文献]〔詩経‐邶風・燕燕〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「泣涕」の読み・字形・画数・意味

【泣涕】きゆう(きふ)てい

なみだ。なみだを流す。〔詩、風、燕燕〕瞻(せんばう)するもばず 泣涕、雨の如し

字通「泣」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android