泣き虫(読み)なきむし

精選版 日本国語大辞典 「泣き虫」の意味・読み・例文・類語

なき‐むし【泣虫・鳴虫】

  1. 〘 名詞 〙
  2. ( 泣虫 ) ちょっとしたことでもすぐに泣くこと。また、そういう性質の人をあざけっていう語。なきみそ。なきつら。
    1. [初出の実例]「小児の泣むしには赤だんごを喰せてそだて」(出典:洒落本・傾城諺種(1791))
    2. 「何の、アノ啼虫(ナキムシ)めヱ」(出典滑稽本浮世風呂(1809‐13)前)
  3. ( 鳴虫 ) 秋などによい声で鳴く虫。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

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