デジタル大辞泉
「泥酔」の意味・読み・例文・類語
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でい‐すい【泥酔】
〘名〙 正体をなくすほどひどく酒に酔うこと。「泥」は虫の名で、「異物志」に「
南海有
レ虫無
レ骨、名曰
レ泥、在
レ水則活、失
レ水則酔如
二一堆泥
一」とあり、この虫は水がないと酔って
泥土のごとくになるといわれるところからいう。〔
伊呂波字類抄(
鎌倉)〕
出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報
普及版 字通
「泥酔」の読み・字形・画数・意味
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泥酔
でいすい
正体がなくなるほど深く酒に酔うことで、アルコールの血中濃度は200ミリグラム%以上である。「泥」は南海にいる虫といわれ、水があると生き生きとしているが、水がなくなるとたちまち酔って泥土のようになり、正体を失ってしまうとされるところから、ひどく酒に酔った人をこれに例える。もっとも、異説もあり、泥がぐにゃぐにゃで正体がわからないところから、泥酔者の正体のなさをこれに例えたのだとする説もある。
[宇田敏彦]
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世界大百科事典(旧版)内の泥酔の言及
【酩酊】より
…立っていられなくなり,運動麻痺や言語の障害が現れる。(4)第4度酩酊 泥酔。血中アルコール濃度3.5~4.5mg/ml。…
※「泥酔」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」