注進(読み)ちゅうしん

精選版 日本国語大辞典 「注進」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しん【注進】

〘名〙 (「注」は書くの意) 事件内容を書き記して急ぎ上申すること。また、事件を急いで報告すること。注申
東大寺文書‐天喜三年(1055)一二月一四日・権寺主某封物注進状「右、御封納物之内、所注進件」
平家(13C前)六「平氏調伏のよし注進したりけるぞ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「注進」の意味・読み・例文・類語

ちゅう‐しん【注進】

[名](スル)《「注」は、しるす意》事件を書き記して上申すること。転じて、事件を急いで目上の人に報告すること。「御注進に及ぶ」「事の始終上司注進する」

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