泰平寺(読み)たいへいじ

日本歴史地名大系 「泰平寺」の解説

泰平寺
たいへいじ

[現在地名]宇和島市神田川原

神田じんでん川下流の泰平寺橋の近くにある。神田山と号し、曹洞宗本尊釈迦如来。「宇和旧記」には、神田山大平寺とあり、寛永一一―一二年(一六三四―三五)頃、月江の開基によるという。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

デジタル大辞泉プラス 「泰平寺」の解説

泰平寺

鹿児島県薩摩川内市にある真言宗寺院山号医王山院号正智院。本尊は薬師如来豊臣秀吉による九州平定の際の本陣所で、島津義久との和睦会見が行われた地。

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世界大百科事典(旧版)内の泰平寺の言及

【九州征伐】より

…弟秀長らには豊後路を南下させ,みずからは筑前・肥後方面から攻撃した。攻略は順調に進み,4月19日には肥後八代城に進み,ついで5月4日薩摩川内(せんだい)泰平寺を本営とした。その間,大唐渡海の地として博多の直轄都市化を命じた。…

※「泰平寺」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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