洗練・洗煉・洗錬(読み)せんれん

精選版 日本国語大辞典 「洗練・洗煉・洗錬」の意味・読み・例文・類語

せん‐れん【洗練・洗煉・洗錬】

〘名〙
① 物を洗い、または練ってよくすること。〔宋書‐顧顗之伝〕
詩歌文章などを推敲(すいこう)して、よりよいものにすること。
青年(1910‐11)〈森鴎外一二洗錬(センレン)を極めた文章のやうな言語一句の無駄がない」
修養をつんで、人柄趣味教養などをより高尚なものにすること。
吾輩は猫である(1905‐06)〈夏目漱石一一吾人情操を優美にし、品性を高潔にし、同情を洗錬するのは全く両者御蔭であります」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android