津寺村(読み)つでらむら

日本歴史地名大系 「津寺村」の解説

津寺村
つでらむら

[現在地名]岡山市津寺

足守あしもり川の左岸新庄しんじよう村の東に位置する。口碑では古代都宇郡の寺があったので津寺というようになったという。寛永一五年(一六三八)の花房領徳米目録(花房文書)では高三二石余、徳米二一石余。寛永備中国絵図や正保備中国絵図では旗本花房領加茂(鴨庄)村の枝村と記す。高松花房職之の次男職直は元和三年(一六一七)父遺領のうち都宇郡内で一千石を分知され、寛永二年に先給分と合せ一千八〇〇石(のち二千五〇〇石)朱印を受ける(寛政重修諸家譜)。榊原氏を称し当村三本木さんぼんぎに陣屋を置いた。元禄郷帳では榊原領とあり、以後幕末まで続く。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android