津山検校[京都](読み)つやまけんぎょう[きょうと]

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「津山検校[京都]」の意味・わかりやすい解説

津山検校[京都]
つやまけんぎょう[きょうと]

盲人の地歌演奏,作曲家。寛延4 (1751) 年松川勾当の名で安永勾当とともに『琴線和歌の糸』を編集。宝暦7 (57) 年に津山検校の名で安永検校,滝長検校とともに『新曲糸の節』を編集,同 12年には『新曲三津の浜』を編集。端歌『洞の梅』 (神楽) ,『七草』『大和文』や,長歌『都獅子』『紅葉尽し』 (作詞とも) ,『四季の文』『山家の秋』『八段すががき』などの作曲者であると天明2 (82) 年の『歌系図』に記されている。

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