洲谷沢村(読み)すだにざわむら

日本歴史地名大系 「洲谷沢村」の解説

洲谷沢村
すだにざわむら

[現在地名]山都町木幡こはた

川隅かわすみ村の東、いち川支流洲谷沢の流域山間にあり、須谷沢とも記す。古くは北東に位置する藤沢ふじさわ村の端村であったが、文禄年間(一五九二―九六)洪水により村は離散し、のちに再び村を起こしたが、集落は数ヵ所に分れたままになったといわれる(新編会津風土記)。このためか川隅村を挟んで同村のさらに東方、阿賀川支流はら川の流域に端村一郷いちごうがあり、一郷の北東には一郷の小名小布瀬川こぶせがわがあった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

メタン

化学式 CH4 。最も簡単なメタン系炭化水素で,天然ガスの主成分をなしている。また石炭ガスにも 25~30%含まれる。有機物の分解,たとえばセルロースの腐敗,発酵の際に生成され,沼気ともいわれる。また...

メタンの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android