活性(読み)カッセイ

デジタル大辞泉 「活性」の意味・読み・例文・類語

かっ‐せい〔クワツ‐〕【活性】

機能が高く、反応が活発であること。物質原子分子が高エネルギー状態で、化学反応などが起こりやすいこと。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「活性」の意味・読み・例文・類語

かっ‐せいクヮッ‥【活性】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 物質がエネルギーや光などにより活発になり、反応速度が速くなる性質。→活性化
  3. 化学反応における触媒の反応促進能力をいう。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「活性」の意味・わかりやすい解説

活性
かっせい
activity

反応性と同義語活性アルミナ活性炭という場合、活性化して反応性を高めるアルミナ、あるいは吸着能の高い炭をいう。活性水素活性酸素も同様な意味をもつ。しかし触媒の活性のことを単に活性ということが多い。触媒の活性は、反応を促進する働きをもつ触媒の促進作用の大きさをいう。これを比較するのには、触媒の量(重量または容積)を同じにしてするか、あるいは触媒の表面積を同じにとって比べる。

[戸田源治郎]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android