活物寄生(読み)カツブツキセイ

デジタル大辞泉 「活物寄生」の意味・読み・例文・類語

かつぶつ‐きせい〔クワツブツ‐〕【活物寄生】

生物が、生きている他の生物体に寄生し、養分などを吸収すること。⇔死物寄生

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精選版 日本国語大辞典 「活物寄生」の意味・読み・例文・類語

かつぶつ‐きせいクヮツブツ‥【活物寄生】

  1. 〘 名詞 〙 生きている生物に寄生すること。死物寄生と区別する場合にいう。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「活物寄生」の意味・わかりやすい解説

活物寄生
かつぶつきせい

生きているほかの生物に寄生し、その生物(宿主(しゅくしゅ))から必要な養分をとって自己生活のために消費する生活様式カッコウサムライアリなどにみられる社会寄生もこれに含まれる。

[近藤高貴]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「活物寄生」の意味・わかりやすい解説

活物寄生
かつぶつきせい
parasitism

普通にいう寄生とほぼ同義語。死んだ生物体への寄生 (腐生) と区別する場合にのみ,特に活物寄生という。青虫に寄生するヤドリバチの場合などは,宿主である青虫は結果として死ぬが,ハチ幼虫発育には青虫が生きていることが必要だから,これも活物寄生である。

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