流体摩擦方式(読み)りゅうたいまさつほうしき

世界大百科事典(旧版)内の流体摩擦方式の言及

【摩擦伝動】より

…摩擦車の表面にゴムまたは皮革などを張り,表面を乾燥させ,摩擦係数を0.20~0.75のような大きい値にして伝達力を増大する方式は古くから使用されていたが,この乾燥方式は接触表面の損傷が激しく寿命が短い欠点がある。このため,現在では摩擦車の表面を硬い鋼鉄でつくり,摩擦車の表面に潤滑油を流しながら伝動する流体摩擦方式が盛んに使用されるようになっている。流体摩擦方式では,両接触表面の間に油の薄膜が存在し,潤滑油の粘性に基づく流体摩擦力により力の伝達が行われ,従動側摩擦車が原動側摩擦車に引きずられて運動する。…

※「流体摩擦方式」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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