流年(読み)リュウネン

デジタル大辞泉 「流年」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ねん〔リウ‐〕【流年】

流れ去っていく年月
「もはら―に感じて心最も苦しぶ」〈菅家文草
年齢。とし。
「いまだ―盛んなれば」〈浮・武家義理・六〉

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精選版 日本国語大辞典 「流年」の意味・読み・例文・類語

りゅう‐ねん リウ‥【流年】

〘名〙
① 流れ過ぎてゆく年月。流光
※菅家文草(900頃)一・七月六日文会「一感流年心最苦、不詩酒愁」
※和漢朗詠(1018頃)下「水は反る夕なし流年の涙 花はあに重ねて春ならん暮歯の粧ひ」 〔杜甫‐雨詩〕
② 年齢。
仮名草子・心友記(1643)「此人は、流年(リウネン)盛んに随って、恥づる折もあらん、口惜しき時もあらん」

ながるる【流】 年(とし)

① 過ぎてゆく年。移り行く年月。
※教長集(1178‐80頃)「行水となかるる年ははやけれど君がすむべきみよはのどけし」
② その年が終わって次の年にうつろうとする時。行く年。《季・冬》
※白髪集(1563)「十二月の物 冬の梅、年の暮、春近き、年木こる、なかるる年 歳のゆく也」

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普及版 字通 「流年」の読み・字形・画数・意味

【流年】りゆう(りう)ねん

年月。宋・陸游〔病中遣懐、六首、二〕詩 山舍の老事業無し 只だ閑事を將(もつ)て年を占む

字通「流」の項目を見る

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占い用語集 「流年」の解説

流年

一年ごとに巡ってくる年運のこと。その年の干支との関係から運勢を判断する。

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