流行歌・流行唄(読み)はやりうた

精選版 日本国語大辞典 「流行歌・流行唄」の意味・読み・例文・類語

はやり‐うた【流行歌・流行唄】

〘名〙
流行小唄
仮名草子竹斎(1621‐23)下「世中のはやりうたに『人と契らばうすく契りて、末までとげよ〈略〉』とあり」
歌舞伎の下座(げざ)音楽で用いる、そのときの流行の唄。端唄を含め、世話狂言の幕の開閉人物出入りなどに用いる。
※歌舞伎・お染久松色読販(1813)序幕「トはやり唄に成り、三人先きに立ち」
③ 一時期、多くの人に好まれ広くうたわれる歌。りゅうこうか。
多情多恨(1896)〈尾崎紅葉〉前「小声童謡(ハヤリ)ウタを唱ひながら」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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