浄土院跡(読み)じようどいんあと

日本歴史地名大系 「浄土院跡」の解説

浄土院跡
じようどいんあと

[現在地名]島本町山崎一丁目

明治初年に廃絶した浄土宗寺院。本尊阿弥陀如来。文禄年間(一五九二―九六)大念だいねん(現京都府乙訓郡大山崎町)の二世明誉願生の開創という。元禄五年(一六九二)の神社仏閣改帳(「大山崎史叢考」所引)によると寺域は東西六間・南北五間半であった。同九年の浄土宗寺院由緒書(増上寺史料集)には大念寺末とし、「開山大念寺第(ママ)世願(ママ)長老為隠居所建立之」とある。廃絶後大念寺に納められた本尊阿弥陀如来立像は国指定重要文化財。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

再生可能エネルギー

自然の活動によってエネルギー源が絶えず再生され、半永久的に供給され、継続して利用できるエネルギー。有限の資源である化石燃料などに代わる、新エネルギー(中小規模水力・地熱・太陽光・太陽熱・風力・雪氷熱・...

再生可能エネルギーの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android