浅場(読み)アサバ

デジタル大辞泉 「浅場」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ば【浅場】

岸の近くや川の瀬などで、水深の浅い場所。
カレイ科海水魚全長約30センチ。目のある側は紫褐色の地に白点散在。北日本のやや深海にすみ、産卵期には浅場に集まってくる。食用。あさばがれい。
[類語]浅い浅め浅み遠浅

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「浅場」の意味・読み・例文・類語

あさ‐ば【浅場】

〘名〙
[一] 海や湖の岸、川の瀬などで、水深の浅いところ。浅端(あさっぱ)。⇔深場
[二]
① カレイ科の海魚。全長約三〇センチメートル。体は扁平で、両眼は体の右側にある。体の有眼側は暗褐色で黄色の斑点があり、無眼側は白い。北日本の沿岸海底にすむ。食用。標準和名アサバガレイ。こうりもちがれい。〔語彙(1871‐84)〕
② 陰暦一一月頃にとれる大きなヒラメ。しもつきびらめ。しもつきがれい。〔物類称呼(1775)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

排外主義

外国人や外国の思想・文物・生活様式などを嫌ってしりぞけようとする考え方や立場。[類語]排他的・閉鎖的・人種主義・レイシズム・自己中・排斥・不寛容・村八分・擯斥ひんせき・疎外・爪弾き・指弾・排撃・仲間外...

排外主義の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android