浅虫夏泊県立自然公園(読み)あさむしなつどまりけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浅虫夏泊県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

浅虫夏泊県立自然公園
あさむしなつどまりけんりつしぜんこうえん

青森県陸奥湾に突出する夏泊半島一帯,青森市と平内町にまたがっている公園。面積 46.22km2。 1953年指定。海岸の自然美と素朴な漁村が多い。海岸は,突端の夏泊崎,大島を境に野辺地湾側の浅所 (あさどころ) までは遠浅海浜が多いが,青森湾側の浅虫までは海の浸食による断崖絶壁が多い。浅所海岸は冬季オオハクチョウが渡来することで知られ,52年に小湊ハクチョウおよびその渡来地として国の特別天然記念物に指定。夏泊崎と周囲 3kmほどの大島は洲でつながれ,干潮時には徒歩で渡れる。半島突端近くの椿山は,日本のヤブツバキ自生の北限地として天然記念物に指定されている。5月上旬から6月下旬にかけて開花

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