浅間山噴火(読み)あさまやまふんか

山川 日本史小辞典 改訂新版 「浅間山噴火」の解説

浅間山噴火
あさまやまふんか

江戸時代の最大級の噴火の一つ。浅間山噴火の記録上の最古は1108年(天仁元)7月。1783年(天明3)の大噴火は4月8日に始まり,以後断続的な噴火をへて,7月6~8日の大爆発で火砕(かさい)流と溶岩流北麓の村々を埋め,吾妻(あがつま)川流域を襲った。死者は2万人余ともいわれる。また6月以来の噴煙日射量を減らし,天明の大飢饉を決定づけた。

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旺文社日本史事典 三訂版 「浅間山噴火」の解説

浅間山噴火
あさまやまふんか

長野県群馬県との県境にまたがる浅間山の噴火
史料に初めて出てくるのは686年の噴火で,『日本書紀』にその記事がみえる。最も有名なものは,1783(天明3)年7月の大噴火で,約2万人の死者を出し,関東地方一帯に灰を降らせ,凶作をもたらし天明の飢饉の一原因となった。

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