浅香光代(読み)あさか みつよ

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「浅香光代」の解説

浅香光代 あさか-みつよ

1931- 昭和-平成時代の女優
昭和6年2月20日生まれ。10歳で浅香新八郎一座にはいり,昭和20年14歳で一座を結成。23年浅草松竹演芸場に出演,「一本刀土俵入り」などで女剣劇全盛時代をきずく。その後テレビでも活躍。東京出身。本名は北岡昭子。著作に「斬って恋して五○年」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の浅香光代の言及

【剣劇】より

…第2次世界大戦後は民主思想の発達に伴い一時は急速に影を薄めたが,昭和20年代の後半にはまたかなり行われるようになった。なお,剣劇の全盛期に派生的所産として〈女剣劇〉が生まれたが,弱いとされている女性が主演して,女装あるいは男装して剣をふるって多くの男性を斬り倒すところにやや倒錯的な興味をひき,不二洋子,2代にわたる大江美智子(初代は1939年に病死,2代は1919年生れ),伏見直江,富士嶺子,筑波澄子,浅香光代(1931‐ ),中野弘子らの女剣劇一座を輩出させた。戦後はむしろ,この女剣劇が剣劇の劇団を代表するような形で人気を集めていたが,高度成長期とともに衰え,現在では一つのジャンルとしてはほとんど消滅しているといってよい。…

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出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」