浜当目村(読み)はまとうめむら

日本歴史地名大系 「浜当目村」の解説

浜当目村
はまとうめむら

[現在地名]焼津市浜当目一―四丁目・浜当目

岡当目おかとうめ村の東に位置し、瀬戸せと川河口左岸に立地する。東は駿河湾に面し、益津ましづ郡に属する。戦国期から江戸時代初期には岡当目村とともに当目・当目村とよばれた。慶長九年(一六〇四)八月に検地が行われた(原田家文書)。寛永一九年(一六四二)の田中領郷村高帳に当目村とあるのが当村とみられ、高五六七石余。領主変遷は岡当目村と同じ。元禄郷帳では高五五八石余。慶安元年(一六四八)の指出(河合家文書)によると、塩焼場高六石九斗・海士舟二艘分高二石六斗余。宝暦四年(一七五四)には年貢二四五石余を米一四〇石余と永九〇貫余で上納、うち江戸廻米四六石余・塩畑定納永七貫文・鰯船役鐚七二〇文(「年貢皆済目録」原田家文書)。天保一一年(一八四〇)の家数一四三・人数七六九(「覚」河合家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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