浜歌(読み)ハマウタ

デジタル大辞泉 「浜歌」の意味・読み・例文・類語

はま‐うた【浜歌/浜唄】

民謡一種で、漁師浜辺でうたう歌。
(浜唄)歌舞伎下座音楽の一。浜辺の情景を表す下座唄で、多くは波の音の大太鼓をかぶせる。また、合方あいかたとしても用いる。

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精選版 日本国語大辞典 「浜歌」の意味・読み・例文・類語

はま‐うた【浜歌・浜唄】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 民謡の一種で、漁師が浜辺などでうたう歌。
  3. 長唄越後獅子」「官女」などの中の俚謡風な一節
  4. 歌舞伎下座唄の一つ。漁師の歌にまねて、海岸の場に囃子(はやし)として用いるもの。
    1. [初出の実例]「ト浜唄聖天にて、花道より鱶八漁夫の装(なり)にて」(出典:歌舞伎・白縫譚(1853)序幕)

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