浜苦菜(読み)ハマニガナ

デジタル大辞泉 「浜苦菜」の意味・読み・例文・類語

はま‐にがな【浜苦菜】

キク科多年草海岸砂地に生える。地下茎地中をはい、長い柄をもつ厚い葉を地上に出す。葉はふつう三~五つに裂けている。夏、黄色い頭状花を開く。はまいちょう。

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精選版 日本国語大辞典 「浜苦菜」の意味・読み・例文・類語

はま‐にがな【浜苦菜】

  1. 〘 名詞 〙
  2. キク科の多年草。各地の海岸の砂地に生える。茎は長く砂中をはい、葉だけをまばらに地上に出す。葉は長柄をもち卵状心臓形で、縁に不規則な鋸歯(きょし)があるかまたは波状。夏、葉腋から長い花茎を伸ばし、径約三センチメートルの黄色い頭状花を数個つける。小花はすべて舌状花。総苞は円柱状で長さ約一・二センチメートル。果実には白い冠毛がある。はまいちょう。いわいちょう。〔物品識名(1809)〕
  3. 植物ぼうふう(防風)」の古名。《 季語・春 》 〔本草和名(918頃)〕

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動植物名よみかた辞典 普及版 「浜苦菜」の解説

浜苦菜 (ハマニガナ)

学名Ixeris repens
植物。キク科の多年草

浜苦菜 (ハマニガナ)

植物。防風の古名

出典 日外アソシエーツ「動植物名よみかた辞典 普及版」動植物名よみかた辞典 普及版について 情報

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