浦臼町(読み)うらうすちよう

日本歴史地名大系 「浦臼町」の解説

浦臼町
うらうすちよう

面積:一〇一・〇八平方キロ

昭和三五年(一九六〇)浦臼村が町制を施行して成立。空知支庁管内中央西部、樺戸かばと郡三町の中央に位置し、南西月形つきがた町、南から東は石狩川を挟み美唄市・空知郡奈井江ないえ町、北は樺戸境かばとさかい川を境に新十津川しんとつかわ町で、一部は隈根尻くまねしり山を間に石狩郡当別とうべつ町に接する。北部山岳地以外は扇状地や石狩低地帯に属し、水利・排水の良い沃地で農業・居住に適する。北部の樺戸連山が冬の季節風をさえぎり比較的温暖である。一―二月の平均気温は零下五度、積雪一・五メートル前後。夏は太平洋からの季節風がぶつかり降水量二〇〇ミリ前後と多く、七―八月の平均気温は摂氏二〇度前後である。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「浦臼町」の意味・わかりやすい解説

浦臼〔町〕
うらうす

北海道中西部,石狩川の中流部右岸にある町。 1960年町制。地名アイヌ語のウライウシ (網を干すところの意) に由来。 1887年月形-浦臼間に道路が開通し,92年小作農場が開かれてから入植者が増加,本格的な開拓に入る。地形的には,石狩川流域の沖積低地河岸段丘,小扇状地群から成る。低地は湿地開田の努力により,現在は水田地帯。石狩川の旧河道跡には三日月湖などの池沼が残存し,釣りの名所。 JR札沼線,国道 275号線が通る。奈井江大橋の完成で,対岸の奈井江町との結びつきを強めている。面積 101.83km2。人口 1732(2020)。

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