浮べる(読み)ウカベル

デジタル大辞泉 「浮べる」の意味・読み・例文・類語

うか・べる【浮(か)べる/×泛かべる】

[動バ下一][文]うか・ぶ[バ下二]
浮かぶようにする。浮かばせる。「船を水に―・べる」⇔沈める
外面に表す。表面に表し出す。「喜色満面に―・べる」「涙を―・べる」
思い起こす。意識に上らせる。「記憶に―・べる」「念頭に―・べる」
暗記する。
古今の歌二十巻をみな―・べさせ給ふを御学問にはせさせ給へ」〈二三
苦境から救う。世に出してやる。浮かばせる。
「沈めるともがらをこそ多く―・べ給ひしか」〈明石
十分に心得る。熟知する。
「傍に居たる禅門、―・べたるていをなし」〈咄・醒睡笑・三〉
[類語]浮かぶ浮かび上がる浮く浮き上がる浮揚する浮上する

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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