浮節(読み)うかれぶし

精選版 日本国語大辞典 「浮節」の意味・読み・例文・類語

うかれ‐ぶし【浮節】

〘名〙
三味線に合わせて歌う俗謡
※歌舞伎・四千両小判梅葉(1885)五幕「毎夜のやうに寄席歩き、咄しはござれ浮(ウカ)れ節(ブシ)、やれ義太夫の人形のと」
浪花節(なにわぶし)関西での旧称。江戸時代後期、浪花伊助の「浮連節」が始まりという。「ちょんがれぶし」の名に次いでよばれ、大正ごろまで行なわれた。
都新聞‐明治二七年(1894)八月一九日「源氏節は〈略〉、橘之助の浮れ節と云ふ調子あり」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android